代表的な(擬)一次反応

A + B → Pという反応において、普通は二次反応として反応がおきるのですが、Bが過剰等の条件下においては、あたかも片方の物質の濃度にのみ反応速度が比例しているように見えることがあります。

つまり、本来二次反応で反応する系が、ある条件下において一次反応のように見えることがあります。この時、この反応を擬一次反応とよびます。

代表的な例としては、酢酸エチル水溶液における酢酸エチルと水の加水分解があげられます。この例では、水が大過剰であるため、ほぼ一定とみなすことができます。そのため、あたかも酢酸エチルの濃度にのみ反応速度が影響を受けているようにみえます。

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