問 題
生体内情報伝達をつかさどる受容体に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 細胞膜受容体には、Gタンパク質共役型、イオンチャネル内蔵型及び1回膜貫通型がある。
- 神経筋接合部に存在するニコチン性アセチルコリン受容体は、Gタンパク質共役型である。
- 血管内皮増殖因子(VEGF)受容体は、1回膜貫通型である。
- 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体は、イオンチャネル内蔵型である。
- サイトカイン受容体は、核内に存在する。
正解.1, 3
解 説
選択肢 1 は、正しい記述です。
1回膜貫通型とは、チロシンキナーゼ関連受容体などのことです。
選択肢 2 ですが
ニコチン性 アセチルコリン受容体(N 受容体)は、イオンチャネル型受容体です。G タンパク質 共役型では、ありません。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は、その通りの記述です。
選択肢 4 ですが
ANP 受容体は、1回膜貫通型です。イオンチャネル内蔵型では、ありません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
サイトカイン受容体は、核内受容体ではありません。細胞表面に存在します。よって、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 1,3 です。
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