問 題
ある薬物 A の水に対する溶解度は 5 w/v%であり、1 次反応速度式に従って分解し、その分解速度定数は 0.02h-1 である。この薬物 1.5 g を水 10 mL に懸濁させたとき、残存率が 90 % になる時間 (h) に最も近い値はどれか。1 つ選べ。ただし、溶解速度は分解速度に比べて十分に速いものとする。
- 2.5
- 7.5
- 13.5
- 15
- 75
正解.4
解 説
薬物 A が水に溶けきる前の段階で、溶解速度が分解速度に比べて圧倒的に速い場合【溶液中の薬物が分解するよりも速く、薬が溶解して水に溶けこんでいく → 溶けこんでいく所付近はいつも溶ける限界である溶解度 Cs 溶けている → 濃度が Cs の時、薬品 A の分解速度は 一次反応速度式に従うので v = k × Cs】です。
分解速度定数が 0.02 (h-1)、Cs = 5.00 (w/v %) なので、分解速度 v = 0.02 × 5 という定数になります。つまり、薬物 A が水に溶けきるまで、薬物 (固体) の分解は 一定速度、言い換えれば 見かけ上 0 次反応 で進行します。
時刻 t における濃度を Ct とおけば、Ct = C0 - 0.1 t です。初期濃度 C0 は、薬物 A 1.5g が 10mL 中にあるため 15 w/v % です。残存率 90% になるのは、Ct = 15 × 0.9 = 13.5 の時です。
従って
Ct = 13.5 となる時刻は、13.5 = 15 - 0.1 t を解けば求まります。
t = 15 (h) です。
以上より、正解は 4 です。

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