問 題
49 歳男性。職場の健康診断で尿糖が「要注意」と判定され、生活習慣を改善するよう指導されたため、健康診断結果を持って薬局に相談に来た。
薬剤師が糖尿病の予後や合併症を説明したところ、男性は食事の改善と運動の実践を決意し、「自宅で尿糖を測定したいので尿糖検査薬を購入したい。」と申し出た。
相談の結果、一般用検査薬である尿糖検査薬(第 2 類医薬品)を購入することになった。
問312
この検査薬の説明として、正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- この検査薬は果糖やガラクトースを測定するものです。
- 出始めや終わりの尿は使わず、途中の尿(中間尿)で検査してください。
- 採取してから 1 時間静置した尿を検査に使用してください。
- 採取した尿に検査紙を 30 分間浸してから判定してください。
- 尿糖が検出され陽性だった場合は、医療機関を受診してください。
問313
男性は、この検査薬を継続して使用することを考えており、今後の製品の購入に関して質問した。薬剤師の説明として正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- 販売できるのは薬剤師又は登録販売者に限られるため、不在時には購入できません。
- 健康診断結果又は医師の指示書を持参しないと購入できません。
- 薬局だけではなく店舗販売業の許可を受けたドラッグストアでも購入が可能です。
- インターネットでの販売が認められていない製品です。
- 高度管理医療機器の販売業の許可を得ていない店舗では購入できません。
問312:2, 5
問313:1, 3
解 説
問312
選択肢 1 ですが
尿糖検査薬は、グルコースオキシダーゼを用いて「ブドウ糖」を測定します。「果糖やガラクトース」ではありません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は妥当です。
尿道のまわりにある雑菌や汚れが混ざるのを防ぎ、正しい検査結果を得るために中間尿で検査します。
選択肢 3 ですが
採取してからすぐに尿を検査に使用します。「採取してから 1 時間静置」ではありません。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
30 分間も浸す必要はありません。試薬部に尿を浸す時間は「1 秒程度」であり、判定は浸してから「指定された時間(約 30 秒〜 1 分後)」に行います。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は妥当です。
検査結果が陽性だった場合は医療機関を受診するよう説明します。
以上より、問 312 の正解は 2,5 です。
問313
選択肢 1 は妥当です。
第 2 類医薬品であるため、薬剤師 も 登録販売者 も不在の場合は購入できません。
選択肢 2 ですが
特に持参しなければ購入できないものはありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は妥当です。
血圧測定機などの検査系用品のカテゴリ等に配置してあることが多いです。
選択肢 4 ですが
第 2 類医薬品は一般用医薬品であり、インターネット等による販売(特定販売)が認められています。
なお、要指導医薬品についてもオンライン服薬指導を要件としてネット販売が可能となりましたが、対面販売が義務付けられている「特定要指導医薬品」等はインターネットでの販売が認められていません。
選択肢 5 ですが
第 2 類医薬品の販売について、高度管理医療機器の販売業の許可は不要です。選択肢 5 は誤りです。
以上より、問 313 の正解は 1,3 です。

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