問 題
有害物質の経皮曝露を防ぐために化学防護手袋を使用することは、労働衛生の 5 管理のうち、どれに該当するか。1 つ選べ。
- 総括管理
- 健康管理
- 作業管理
- 労働衛生教育
- 作業環境管理
正解.3
解 説
労働衛生の 3 管理として、作業環境管理、作業管理 及び 健康管理の 3 管理があげられます。これに「総括管理」と「作業環境教育」を加えたのが労働衛生の 5 管理です。これらは労働者の健康障害を防止し、安全で快適な労働環境を維持するための基本的な取り組みです。
有害物質を扱う状況を例にあげると
・うす暗い中で作業すると、転んだり誤って有害物質に触れたりしてしまう可能性が高まります。そこで照明環境などを管理するのが 作業環境管理 です。
・必ず両手で容器を扱う、運ぶ時は手袋を必ず着用するといった作業手順や作業方法を管理するのが 作業管理 です。本問における「科学的防護手袋の使用」は作業管理に該当します。
・体調が悪かったり、二日酔いで作業をすると、環境が良くて手順がしっかりしていてもミスが増えます。出勤時に呼気アルコールチェックをする、健康診断を定期的に実施するなどを行うのが 健康管理 です。
以上より、正解は 3 です。
類題 108-126
https://yaku-tik.com/yakugaku/108-126/

コメント