問 題
炎症性疾患時に増加し、プロプラノロールが最も強く結合する血漿タンパク質はどれか。1 つ選べ。
- アルブミン
- α – グロブリン
- フィブリノーゲン
- C 反応性タンパク質
- α1 – 酸性糖タンパク質
正解.5
解 説
「炎症性疾患時に増加」だけしか読まないと、C - 反応性タンパク質に飛びついてしまう問題です。
三環系抗うつ薬、キニジン、プロプラノロールなどは、代表的塩基性薬物です。そして、α1 – 酸性糖タンパク質は、塩基性薬物との親和性が高いことが知られています。「プロプラノロールが最も強く結合」とあるので「α1 - 酸性糖タンパク質」が妥当です。
以上より、正解は 5 です。
類題 107-43
https://yaku-tik.com/yakugaku/107-043/
参考 薬物の体液中での存在状態と組織への移行の関連
https://yaku-tik.com/yakugaku/yz-2-2-4/

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