国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R3年 問21解説

 問 題     

図は、沸点 TA の化合物 A と沸点 TB の化合物 B から成る二成分系相図である。図中の ㋐、㋑、㋒の領域におけるそれぞれの相の数の組合せとして最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

㋐ の部分は
A と B がある程度のモル分率で、かつ温度が低い時のみに見られています。この部分では、液体である 2 相が分離して存在していると考えられます。㋐ は「2」です。正解は 4 or 5 です。

㋑ の部分は
例えば、B のモル分率 0 の部分で温度が低い所を含んでいる点に注目すれば「1 相」と判断できるのではないでしょうか。㋑ は「1」です。これにより、㋒ は「2」とわかります。

ちなみに、㋒ の部分は
「沸点が低い A の方をより多く含む気相」と、「液相 B」が存在していると考えられます。


以上より、正解は 4 です。

類題 H26no21
https://yaku-tik.com/yakugaku/km-26-21/

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