問 題
8歳男児。ぜん息でかかりつけ医に以下の処方を出してもらっている。
しかし、発作が頻発し症状が重篤化したため救急車で病院に搬送された。かかりつけ医が処方した薬のアドヒアランスを確認したところ、しっかり服用できていた。
発作時の薬物療法として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- アミノフィリンの点滴
- ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウムの点滴
- クロモグリク酸ナトリウムの吸入
- プロカテロール塩酸塩水和物の吸入
- サルブタモール硫酸塩の吸入
正解.3
解 説
喘息の発作時は、β 刺激薬、ステロイド、テオフィリンなどが用いられます。選択肢 1,2,4,5 は適切であると考えられます。
選択肢 3 の
クロモグリク酸ナトリウム(インタール)は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬であり、既に起こっている喘息発作に対しては効果のない薬剤です。そのため、発作時の薬物療法としては不適切です。
以上より、正解は 3 です。
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