薬剤師国家試験 第105回 問157 過去問解説

 問 題     

インドメタシンの副作用である消化性潰瘍の発症機序として正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ガストリン受容体の刺激
  2. ムスカリン性アセチルコリン受容体の刺激
  3. 胃蠕動運動の抑制
  4. 胃粘膜血流の低下
  5. 胃粘液分泌の抑制

 

 

 

 

 

正解.4, 5

 解 説     

胃粘膜防御因子であるプロスタグランジン(PG)の減少により、消化性胃潰瘍が副作用として発生する可能性があります。これが基礎知識です。

すると、「胃粘膜防御因子」というキーワードから選択肢を検討すれば、「胃粘膜血流低下」「胃粘液分泌抑制」を選べると考えられます。

以上より、正解は 4,5 です。

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