国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H30年 問91解説

 問 題     

G タンパク質に関する次の記述の ㋐〜㋕ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。なお、GAP は GTPase 活性化タンパク質、GEF はグアニンヌクレオチド交換因子である。

「Ras や ㋐ などの低分子量 GTP 結合タンパク質(G タンパク質)は、様々な生命現象に関係する細胞内情報伝達に関わっている。図は低分子量G タンパク質の制御の機構を模式的に表した
ものである。

図で、 ㋑ と結合している G タンパク質は不活性型であるが、 ㋒ の働きにより、活性型 G タンパク質となり、その状態では、 ㋓ と結合している。活性型 G タンパク質は、㋔ の働きにより、不活性型に戻る。ここで、図中の ㋒ をタンパク質のリン酸化や脱リン酸化に関わる酵素に例えると、 ㋕ に相当する。」

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

㋐ ですが
低分子量 G タンパク質は、Ras、Rho、Rab、Ran、Sar/Arf の 5 つのグループに分類されます。正解は 4 or 5 です。ちなみに Src はがん原遺伝子チロシンプロテインキナーゼです。

㋑~㋔ ですが
GDP と結合している時が不活性です。GEF とは、GDP/GTP 交換因子のことです。GAP は GTP ase 活性化タンパク質です。これにより、㋕ はキナーゼとわかります。

以上より、正解は 5 です。

コメント