問 題
球状高分子の半径r(m)の逆数r-1と水中での拡散係数D(m2s-1)の間にグラフのような関係が成り立つとする。いま、半径rの球状高分子Aの拡散係数DAが10.0×10-11m2・s-1であったとき、半径2.5rの球状高分子Bの拡散係数DB(m2・s-1)に最も近いのはどれか。1つ選べ。
- 1.6×10-11
- 4.0×10-11
- 10.0×10-11
- 25.0×10-11
- 62.5×10-11
正解.2
解 説
拡散係数が 10.0 × 10-11 の時というのは、グラフより、1/r が ½ つまり、r = 2 ぐらいの時だと読み取ることができます。すると、r が 2.5 倍になれば、r = 5 ぐらいです。この時、1/r は、⅕ です。1/r と、D×10-11 は、直線関係にあると読めるので、10.0 ÷ 2.5 = 4 です。D は4と考えられます。
単純化した考え方としては(0.5,10) を通る、比例の直線があって、x座標が 0.2 の時、y は何か という問題として考えます。すると、y = 4 とわかります。
以上より、正解は 2 です。
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