問 題
副甲状腺機能亢進症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 原発性は、骨形成の促進を伴う。
- 二次性は、高カルシウム血症を示す。
- 原発性及び二次性ともに、血清PTH(parathyroid hormone)高値を示す。
- 原発性は、副甲状腺がんに由来するものが多い。
- 維持透析下に発症した症例には、シナカルセト塩酸塩が有効である。
正解.3, 5
解 説
副甲状腺ホルモンは、骨吸収を促進するので、骨密度の低下を伴います。骨形成の促進ではないので、選択肢 1 は誤りです。
二次性副甲状腺機能亢進症は、低 Ca 血症による副甲状腺の刺激が原因です。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 はその通りの記述です。
原発性は、主に腺腫由来です。腺腫とは、良性腫瘍ともよばれ、癌ではありません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 はその通りの記述です。
以上より、正解は 3,5 です。
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