問 題
胆石症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 脂肪分の多い食事を大量に摂取した数時間後に、疝痛発作を起こしやすい。
- 胆石があっても、自覚症状のない患者が半数以上である。
- 胆石が総胆管に嵌頓(かんとん)するとALP、γ-GTP、総ビリルビン値の上昇が見られる。
- 重篤な疝痛発作のとき、第一選択薬としてモルヒネが用いられる。
- 胆嚢がんでは、胆石を伴うことが多い。
正解.4
解 説
選択肢 1 ~ 3 はその通りの記述です。
ちなみに疝痛とは、お腹の激しいさしこむような痛みのことです。又、嵌頓(かんとん)とは、何かに嵌り込んで、元に戻らない状態のことです。
重篤な疝痛発作の第一選択薬は、抗コリン薬です。それでも痛みが収まらない時は、消炎鎮痛坐剤などが用いられます。
選択肢 5 はその通りの記述です。
以上より、正解は 4 です。
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