97回薬剤師国家試験 問339解説

 問 題     

保険調剤後の調剤録に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 調剤済みの処方せんに必要事項を記入して調剤録とした。
  2. 保険薬局開設者が、調剤録を最終の記入日から5年間保存したので廃棄した。
  3. 1回目の分割調剤時に、調剤録に代えて処方せんに必要事項を記入した。
  4. 処方せんに関する医師への疑義照会の内容を調剤録に記載した。
  5. 患者の被保険者証記号番号を調剤録に記載した。

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

分割調剤を行った場合は、処方せんに必要な事項を記入し、調剤録を作成した後に、処方せんを患者に返却します。よって、調剤録を作らないわけではないので、選択肢 3 は誤りです。

その他の選択肢は、全て正しい記述です。
調剤録は、調剤済みとなった処方せんに、必要事項を記入したものでかえることができます。

又、調剤録の保管期間は 3 年間です。5年保存した後の廃棄は適切です。

疑義照会した場合は、調剤録にその回答内容を記載します。

又、被保険者証記号番号などは、必要記載事項です。

以上より、正解は 3 です。

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