問 題
無菌製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 懸濁性点眼剤中の粒子は、通例、最大粒子径75μm以下である。
- 注射剤の溶剤として、有機溶剤を用いることはできない。
- 点眼剤の添加剤として、ホウ酸を用いることはできない。
- 懸濁性注射剤は、静脈内に投与できる。
- 乳濁性注射剤は、脊髄腔内に投与できる。
正解.1
解 説
懸濁性点眼剤中の粒子は、製剤総則によれば、通例、最大粒子径 75 μm以下です。
注射剤の溶剤として、主薬が水にあまり溶けない場合は、エタノールやポリエチレングリコールなどつまり、有機溶剤が用いられます。よって、有機溶剤を用いることができないわけではないので、選択肢 2 は誤りです。
点眼剤の添加剤として、pH緩衝剤として、ホウ酸が用いられることがあります。よって、ホウ酸を用いることができないわけではないので、選択肢 3 は誤りです。
懸濁性注射剤は、製剤総則によれば、通例、血管内に投与しないとあります。よって、静脈内に投与することができないので、選択肢 4 は誤りです。
乳濁性注射剤は、製剤総則によれば、脊髄腔内に投与しないとあります。よって、脊髄腔内に投与することができないので、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 1 です。
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