問 題
インフルエンザの薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ザナミビル水和物は、B 型の患者に有効である。
- アスピリンは、小児の解熱薬として推奨される。
- アマンタジン塩酸塩は、B型の患者に有効である。
- ニューキノロン系抗菌薬が第一選択薬である。
- オセルタミビルリン酸塩は、症状発現直後の使用では有効性がない。
正解.1
解 説
ザナミビル(商品名:リレンザ)は、ノイラミニダーゼ阻害薬です。A 型及び B 型インフルエンザウイルスに有効です。
以上より、正解は 1 です。
ちなみにアスピリンは、15歳未満の小児のインフルエンザによる発熱に対して、原則禁忌です。
アマンタジンは、B 型インフルエンザウイルスに対して無効です。
ニューキノロン系抗菌薬は、抗菌薬であり、抗ウイルス薬ではありません。
オセルタミビルリン酸塩は、症状の発現から2日以内に飲み始める必要がある薬です。
類題 100-302303
参考 病態・薬物治療学まとめ 上気道炎、インフルエンザ、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、肺結核、肺癌、乳癌の概説
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