問 題
空気で吹き上げた原料粉体に結合剤溶液を噴霧して造粒する方法はどれか。1 つ選べ。
- 噴霧乾燥造粒法
- 撹拌造粒法
- 流動層造粒法
- 押出し造粒法
- 乾式造粒法
正解.3
解 説
造粒法は大きく乾式造粒法と湿式造粒法に分類されます。結合剤溶液を加えていることから、本問題における造粒法は、湿式造粒法です。
選択肢 1 の噴霧乾燥造粒法は、原料粉体を適当な溶媒で溶解し(ここで結合剤を入れておくこともあります。)その溶液又は懸濁液を(スラリーと呼びます)噴霧し、乾燥室で乾燥させる、という方法です。原料に、結合剤を噴霧するわけではありません。
選択肢 2,4 の造粒法は、名前の通り、色々混ぜて撹拌したり、ぎゅっと押し出して造粒する方法です。原料に、結合剤を噴霧するわけではありません。
選択肢 5 の乾式造粒法は、乾式造粒法の一種です。ちなみに、「結合剤を噴霧する」造粒法は転動造粒法もしくは流動層造粒法です。
以上より、正解は 3 です。
類題 106-182
参考 製剤学まとめ 製剤化の単位操作および汎用される製剤機械
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