問 題
L型Ca2+チャネルを遮断することにより冠動脈拡張作用を示すのはどれか。1つ選べ。
- ニトログリセリン
- ジピリダモール
- アルプレノロール
- ジルチアゼム
- 硝酸イソソルビド
正解.4
解 説
代表的な Ca2+ チャネル遮断薬は、◯◯ジピン(アムロジピン、シルニジピン等)、ジルチアゼムです。血管平滑筋の膜電位依存型 L 型 Ca2+ チャネルを遮断することで、動脈を拡張します。動脈が拡張することにより血圧が下がります。
以上より、正解は 4 です。
ちなみに、ニトログリセリン、硝酸イソソルビドは、硝酸薬です。体内の NO 遊離を介して血管拡張を引き起こす薬です。狭心症薬として用いられます。
ジピリダモールは、アデノシン増強薬です。アデノシンの分解の抑制などを介して、冠動脈に存在する A2 受容体へのアデノシン結合量を増加させ、冠血管拡張を引き起こし、それにより心筋への酸素供給量を増加させます。狭心症薬として用いられます。
アルプレノロールは、β遮断薬です。狭心症薬です。
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