問 題
フェンタニルの鎮痛作用発現に関わる作用点はどれか。1 つ選べ。
- GABAA 受容体
- グルタミン酸 NMDA 受容体
- オピオイド μ 受容体
- ドパミン D2 受容体
- 電位依存性 Na+チャネル
正解.3
解 説
フェンタニルは、μ 受容体を刺激することにより鎮痛作用を示します。
以上より、正解は 3 です。
ちなみに GABAA 受容体に関連する薬は、バルビツール酸誘導体や、ベンゾジアゼピン系の、抗不安薬や睡眠導入薬です。刺激薬として働きます。
グルタミン酸 NMDA 受容体に関連する薬は、メマンチン塩酸塩です。これはアルツハイマー型認知症の薬です。拮抗薬として働きます。
D2 受容体に関連する薬は、麦角アルカロイドや統合失調症薬です。麦角アルカロイドは刺激薬、統合失調症薬は遮断薬です。
電位依存性 Na+ チャネルに関連する薬は、抗てんかん薬や麻酔薬です。遮断薬です。
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