問 題
リボソーム RNA(rRNA)、トランスファー RNA(tRNA)及びメッセンジャー RNA(mRNA)に関する記述として、正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- rRNA は、原核細胞と真核細胞の間で長さと配列が全く同じである。
- rRNA の中には、ペプチド転移反応を触媒するものがある。
- tRNA は、rRNA や mRNA に比べると塩基長が短い。
- mRNA の 3′ 末端には、キャップ構造が付加されている。
- mRNA は、構成塩基としてチミンを含む。
正解.2, 3
解 説

rRNA,tRNA,mRNA のイメージ等 まとめ
選択肢 1 ですが
原核生物と真核生物ではリボソーム全体の大きさ (沈降係数:原核 70S、真核 80S) が異なり、それを構成する rRNA の塩基長や塩基配列も大きく異なります。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は妥当です。
リボソーム RNA (rRNA) は、タンパク質合成を行うリボソームの内部でペプチド結合の形成を直接触媒する、触媒活性を持つ RNA (リボザイム) です。その中には、ペプチド転移反応を触媒するものがあります。
選択肢 3 は妥当です。
tRNA はアミノ酸をリボソームに運ぶ小さな分子です。具体的には、約 70 〜 90 塩基程度です。
選択肢 4 ですが
キャップ構造 (7-メチルグアノシンキャップ) が付加されるのは 5′ 末端です。mRNA の 3′ 末端には、ポリAテール(Poly-A tail)が付加されます。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
mRNA の構成塩基は、A(アデニン)、U(ウラシル)、G(グアニン)、C(シトシン) です。T (チミン) は含まれません。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 2,3 です。

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