薬剤師国家試験 第111回 問73 過去問解説

 問 題     

亜急性脊髄視神経症(subacute myelo-optico-neuropathy)を生じて、薬害の原因となった医薬品はどれか。1 つ選べ。

  1. サリドマイド
  2. クロロキン
  3. キノホルム
  4. ソリブジン
  5. ペニシリン

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

選択肢 1 ですが
サリドマイドは、催奇形性 (胎児のアザラシ肢症など) を引き起こして薬害の原因となった医薬品です。亜急性脊髄視神経症を生じた医薬品ではありません。選択肢 1 は誤りです。


選択肢 2 ですが
クロロキンは、抗マラリア薬の一つです。副作用として、クロロキン網膜症が報告され、使用中止になりました。亜急性脊髄視神経症を生じた医薬品ではありません。選択肢 2 は誤りです。


選択肢 3 は妥当です。
亜急性脊髄視神経症 (subacute myelo-optico-neuropathy:SMON) を生じて、薬害の原因となった医薬品は、整腸剤キノホルムです。


選択肢 4 ですが
「ソリブジン+フルオロウラシル (5-FU)」が、重篤な骨髄抑制を起こしました。「ソリブジン事件」を契機として、市販直後調査制度が設立されました。亜急性脊髄視神経症を生じた医薬品ではありません。選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 ですが
抗生物質ペニシリンの注射を受けた人が急激なアナフィラキシーショックを起こして死亡する事例がおこりました。亜急性脊髄視神経症を生じた医薬品ではありません。選択肢 5 は誤りです。


以上より、正解は 3 です。

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