問 題
胆汁酸トランスポーターを阻害し、大腸管腔内の胆汁酸量を増加させることで便秘を改善するのはどれか。1 つ選べ。
- ルビプロストン
- リナクロチド
- エロビキシバット
- トリメブチン
- ラモセトロン
正解.3
解 説
選択肢 1 ですが
ルビプロストンは、小腸上皮に存在する Cl-チャネル 2 (ClC-2) を活性化することで、腸管腔内への水分分泌を促進する 慢性便秘症治療薬です。胆汁酸トランスポーターを阻害する薬ではありません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
リナクロチドは、グアニル酸シクラーゼ C 受容体を活性化し、サイクリック GMP (cGMP) 濃度を増加させることで、腸管分泌及び腸管運動を促進します。胆汁酸トランスポーターを阻害する薬ではありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は妥当です。
エロビキシバットは、回腸末端部上皮細胞に発現している胆汁酸トランスポーター (IBAT) を阻害し、胆汁酸の再吸収を抑制することで、大腸管腔内に流入する胆汁酸の量を増加させます。
選択肢 4 ですが
トリメブチン は、μ 受容体刺激薬です。腸の運動を抑制する止瀉 (下痢止め) 薬です。胆汁酸トランスポーターを阻害し、大腸管腔内の胆汁酸量を増加させることで便秘を改善する薬ではありません。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
ラモセトロンは、は 「5-HT3 受容体遮断」作用を示します。胆汁酸トランスポーターを阻害する薬ではありません。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 3 です。

コメント