薬剤師国家試験 第110回 問76 過去問解説

 問 題     

評価療養の対象となるのはどれか。1 つ選べ。

  1. 出産に係る診療
  2. 医薬品の治験に係る診療
  3. 特別の療養環境 (差額ベッド)
  4. 予約診療
  5. 紹介状なしでの特定機能病院の初診

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

保険診療 + それ以外の診療である「混合診療」について、原則として混合診療の場合、保険が適用される診療も含めて、医療費の全額が自己負担となります。この例外が、保険外併用療養費制度です。

具体的には「評価療養」、「選定療養」、「患者申出療養」の場合、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用については一部負担金支払でよく、残りの額は「保険外併用療養費」として健康保険から給付が行われます。


評価療養の代表例が、治験
です。

選定療養の代表例が、差額ベッド代を払う個室利用です。患者の希望でプラス α する療養と考えればよいです。

患者申出療養の代表例は、治験対象外で同治療の希望 です。


評価療養の対象なので
「医薬品の治験に係る診療」が妥当です。


以上より、正解は 2 です。

類題 106-310311
https://yaku-tik.com/yakugaku/106-310/

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