問 題
抗体とそのクラススイッチに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1 つ選べ。
- クラススイッチは、抗体可変部の遺伝子再編成の後に B 細胞で生じる。
- 最初に産生される抗体のクラスは、IgM である。
- クラススイッチにより変化する領域は、重鎖 (H鎖) に存在する。
- すべての抗体のクラススイッチは、転写産物である RNA の選択的スプライシングの違いで生じる。
- クラススイッチは、T 細胞との細胞間相互作用やサイトカインにより制御される。
正解.4
解 説
【クラススイッチの基礎知識】
クラススイッチは、免疫グロブリンの定常領域が、可変部を変えずに IgM (最初に生成されるクラス) から 他のクラスに変換される現象のことです。具体的には 免疫グロブリンの定常領域を コードしている DNA の一部が酵素により切断されることで実現されます。
ヒトの免疫グロブリン分子は、B 細胞で生成され、H 鎖及び L 鎖と呼ばれるタンパク質で構成されます。クラススイッチで変化する定常部は、H 鎖に存在します。
誤っている記述を 1 つ選ぶ問題なので、「すべての…」ではないだろう、と考えて選択肢 4 を選べばよいです。本問題の演習を通じ「クラススイッチ」について理解を深めましょう!
以上より、問 117 の正解は 4 です。
類題 国家総合職 化生薬 H28 no76 免疫グロブリン分子の多様性
https://yaku-tik.com/yakugaku/km-28-76/
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