薬剤師国家試験 第108回 問106 過去問解説

 問 題     

35 歳男性。冠動脈疾患の既往がある。近医にて原発性の甲状腺機能低下症と診断され、処方1で治療を継続している。最近になって花粉症のような症状を訴えたため、別のクリニックで処方 2 が追加され、その処方箋を持って来局した。

処方 2 の処方箋を見た薬剤師は、頻脈や動悸などの副作用が出現する可能性を考えて、服薬期間中に患者のフォローアップをすることとした。その根拠となった、小青竜湯に含まれる化合物はどれか。1 つ選べ。

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

小青竜湯中の、頻脈や動悸などが出現する可能性と来れば、エフェドリンです。

以上より、正解は 2 です。

ちなみにですが
選択肢 1 は、シンナムアルデヒドです。ケイヒの主要成分です。
選択肢 3 は、ペオニフロリンです。シャクヤクの主要成分です。
選択肢 4 は、グリチルリチン酸です。カンゾウの主要成分です。
選択肢 5 は、ショウガオールです。ショウキョウの主要成分です。

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