薬剤師国家試験 第108回 問64 過去問解説

 問 題     

慢性副鼻腔炎の治療に用いられるのはどれか。1 つ選べ。

  1. イソプロピルウノプロストン
  2. ムピロシンカルシウム水和物
  3. メトキサレン
  4. ナフトピジル
  5. クラリスロマイシン

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

副鼻腔炎とは、副鼻腔粘膜の炎症です。細菌やウイルス感染、アレルギーなどが原因です。4週間以内の副鼻腔炎は急性、12週以上続くものは慢性副鼻腔炎と呼ばれます。慢性は、蓄膿症と呼ばれることもあります。

鼻漏、鼻閉、頭重感などが主徴です。鼻閉は、特徴的な鼻茸により起こります。治療はマクロライド系抗菌薬少量長期療法などが用いられます。

選択肢の中で、マクロライド系抗生物質は、クラリスロマイシンです。

以上より、正解は 5 です。

参考 病態・薬物治療学まとめ メニエール病、アレルギー性鼻炎、花粉症、副鼻腔炎、中耳炎の概説

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