薬剤師国家試験 第108回 問61 過去問解説

 問 題     

特徴的な症状の1つとして、間欠性跛行がみられる疾患はどれか。1つ選べ。

  1. 閉塞性動脈硬化症
  2. 筋ジストロフィー
  3. 変形性膝関節症
  4. 痛風
  5. 関節リウマチ

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

102-57(閉塞性動脈硬化症に関する問題)とほぼ同問題です。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは、休み休みでないと歩けない状態です。特徴的な症状の1つとして間欠性跛行があげられていることから、閉塞性動脈硬化症と考えられます。

閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化により、主に下肢の動脈の血流が悪くなる症状です。動脈硬化とは、血管にコレステロールなどが付着することで血管が硬くなる現象のことです。その結果、手足が冷たい、しびれといった症状や、一定距離歩くと、主にふくらはぎがかなり痛んで歩けなくなる。(数分でよくなる)といった症状が見られます。

以上より、正解は 1 です。

参考 病態・薬物治療学まとめ 閉塞性動脈硬化症、心原性ショック

 

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