問 題
電解質輸液の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 生理食塩液と 5 %ブドウ糖注射液の 1:1 の混合液は開始液(1号液)に分類される。
- 脱水補給液 (2号液) は K+ を含み、細胞内液と細胞外液の両方に水補給できる。
- 維持液 (3号液) は、Na+、Cl-、K+、Lactate-を含む等張電解質液である。
- 術後回復液 (4号液) は電解質濃度が低く、細胞内への水補給が期待できない。
- リンゲル液は、Na+、Cl-、Ca2+、K+ を含む低張電解質液である。
正解.1, 2
解 説
選択肢 1,2 は妥当です。
(99-337,101-335)。
選択肢 3 ですが
1~4号液は低張電解質液です。等張ではありません。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
液の電解質濃度が低ければ、細胞内の方が濃度が濃いため、濃度を小さくしようと水が「輸液→細胞内」へと移動します。従って、細胞内の水補給が期待できます。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
リンゲル液は等張液です。低張電解質液ではありません。(99-337)。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 1,2 です。
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