問 題
続発性副甲状腺機能低下症の治療に用いられるのはどれか。1 つ選べ。
- アルファカルシドール
- エルカトニン
- チアマゾール
- ブロモクリプチン塩酸塩
- プレドニゾロン
正解.1
解 説
続発性は二次性とも呼ばれます。続発性副甲状腺機能低下症とは、副甲状腺そのものではなく、副甲状腺以外の病気が原因による副甲状腺機能低下症のことです。
副甲状腺機能低下症では、血中パラトルモンが減少します。この結果、低 Ca 血症、高 P 血症などが引き起こされます。低Ca血症により、口の周りや、指末端のしびれやけいれん、不安感などの神経症状などが症状として現れます。治療薬としては、活性型ビタミン D3 製剤や Ca 製剤が用いられます。
選択肢 1 は妥当です。
アルファカルシドールは活性型ビタミン D3 製剤です。
選択肢 2 ですが
エルカトニンは、カルシトニン製剤の一種です。
選択肢 3 ですが
チアマゾールは、バセドウ病治療薬です。
選択肢 4 ですが
ブロモクリプチンは、D2 受容体刺激薬です。
選択肢 5 ですが
プレドニゾロンはステロイドです。
以上より、正解は 1 です。
コメント