薬剤師国家試験 第106回 問55 過去問解説

 問 題     

図に示す受動的ターゲティングを利用した製剤はどれか。1つ選べ。

  1. ドキシル®注20mg (ドキソルビシン塩酸塩)
  2. パルクス®注5μg (アルプロスタジル)
  3. オンパットロ®点滴静注2mg/mL (パチシランナトリウム)
  4. アムビゾーム®点滴静注用50mg (アムホテリシンB)
  5. リメタゾン®静注2.5mg (デキサメタゾンパルミチン酸エステル)

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

問題文の図は、「リポソームを用いた受動的ターゲティングによる、抗腫瘍薬」と読み取れます。

リポソームを用いた受動的ターゲティングを利用した製剤は、ドキシル、アムビゾームです。(104-300301,105-282283)。そして、アムビゾームは抗真菌薬なので、抗腫瘍薬ではありません。

以上より、正解は 1 です。

ちなみに、選択肢 2,5 ですが
アルプロスタジル、及び、リメタゾンは、リピッドマイクロスフィアによるターゲティングを目的とした DDS です。(参考 103-179)。

選択肢 3 ですが
パチシランナトリウム(オンパットロ)は、日本初の RNAi 治療薬です。合成二本鎖オリゴヌクレオチドです。トランスサイレチン型アミロイドーシス治療薬です。標的臓器である肝臓に到達させるため、脂質ナノ粒子として製剤化されています。

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