薬剤師国家試験 第105回 問150 過去問解説

 問 題     

薬価基準制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 薬価基準は、保険医療で使用できる医薬品の品目表と価格表の2つの性格を持つ。
  2. 新医薬品は、製造販売の承認から遅くとも30日以内に薬価基準に収載される。
  3. 新医薬品の薬価は、類似薬がある場合は、その薬価を参考に決められる。
  4. 既収載品の薬価は、年間販売量が多いものに限り定期的に見直される。
  5. 後発医薬品の薬価は、製造販売業者が自由に決められる。

 

 

 

 

 

正解.1, 3

 解 説     

選択肢 1 は妥当な記述です。

選択肢 2 ですが
本試験時点において、新医薬品は「年4回」、原則承認後 60 日以内が基本的ルールです。「遅くとも 30 日以内」ではありません。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は妥当な記述です。

選択肢 4 ですが
医療機関等での実際の販売価格(市場実勢価格)を調査し、調査結果に基づき定期的に海底されます。「年間販売量が多いものに限り」というわけではありません。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
後発医薬品だからといって、薬価を自由に決めれるわけではありません。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1,3 です。

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