薬剤師国家試験 第105回 問83 過去問解説

 問 題     

器官形成期に該当し、薬剤による催奇形性のリスクが最も高いと考えられる妊娠週はどれか。1つ選べ。

  1. 2週未満
  2. 2~3週
  3. 4~7週
  4. 8~12週
  5. 13週以降

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

一般的に、妊娠の経過に伴い催奇形性に対する感受性は低くなっていきます。これは、受精卵の分化が、妊娠の経過に伴い進んでいくためです。

最終月経開始日を0週0日として数え、妊娠4週未満については、胎児の器官形成は開始されておらず,母体薬剤投与の影響を受けた受精卵は,着床しなかったり,流産したり,あるいは完全に修復されます。催奇形性に対して最も過敏な時期は、妊娠4~7週です。絶対過敏期と呼ばれます。

以上より、正解は 3 です。
類題 98-60

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