薬剤師国家試験 第105回 問61 過去問解説

 問 題     

気管支喘息に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. アトピー型では血中好酸球数が増加する。
  2. 発作は昼間に起こることが多い。
  3. 発作時には気管支が弛緩する。
  4. 発作時にはピークフローが増加する。
  5. 発作時には起坐位より臥位のほうが呼吸が楽になる。

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

選択肢 1 は妥当な記述です。

選択肢 2 ですが
喘息は、夜から明け方に症状が悪化しやすいことが知られています。よって、選択肢 2 は誤りです。(102-193)

選択肢 3 ですが
発作時は気管支が「収縮」し、気道狭窄して息苦しい発作がおきます。「弛緩」ではありません。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
ピークフロー値とは、最大呼気流量を、1分当りの L 数で表した数値です。喘息などにより気道が狭くなっていると、値が「小さく」なります。よって、選択肢 4 は誤りです。(98-288)

選択肢 5 ですが
喘息では、発作時「起坐位」の方が呼吸が楽になります。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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