104回薬剤師国家試験 問345解説

 問 題     

75歳男性。骨粗しょう症と脂質異常症の既往があり、アレンドロン酸錠35mgとロスバスタチン錠2.5mgを服用中であった。半年前から残尿感の自覚と尿勢の低下を認めていた。

検診で、前立腺特異抗原(PSA)が37.18ng/mLであった。精密検査の結果、前立腺がんの診断を受け、ホルモン療法が開始された。

主に初回投与初期に出現する副作用はどれか。1つ選べ。

  1. ほてり
  2. LDLコレステロール値の上昇
  3. 血栓塞栓症
  4. 骨密度の低下
  5. うつ状態

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

リュープロレリンは、ゴナドトロピン放出ホルモン(Gn-RH)アゴニストです。男性ホルモンを低下させる薬と考えればよいです。そのため、更年期症状のような、発汗、ほてり等が一時的に出ることがあります。

以上より、正解は 1 です。

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