問 題
閉経後の健康な女性を無作為に2つの集団に分け、一方の集団にはエストロゲン・プロゲステロン併用療法を施し、もう一方の集団には偽薬を投与して長期にわたる追跡調査を行った結果を図に示した。この療法による疾患の発症リスクに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 乳がんの発症リスクは、有意に増加した。
- 脳卒中の発症リスクは、有意に増加した。
- 大腸がんの発症リスクは、有意に増加した。
- 子宮内膜がんの発症リスクは、有意に減少した。
- 股関節骨折の発症リスクは、有意に減少した。
正解.2, 5
解 説
選択肢 1 ですが
95 % 信頼区間が 1 をまたいでいるため、有意にリスクに変化があったとは判断できません。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は妥当な記述です。
選択肢 3 ですが
有意に「減少」です。よって、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
95 % 信頼区間が 1 をまたいでいるため、有意にリスクに変化があったとは判断できません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は妥当な記述です。
以上より、正解は 2,5 です。
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