薬剤師国家試験 第104回 問70 過去問解説

 問 題     

問題志向型システム(POS)による問題解決の過程として、該当しないのはどれか。1つ選べ。

  1. 患者情報の収集
  2. 情報の公開
  3. 問題の明確化
  4. 初期計画の立案
  5. 計画の実施

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

POS の具体的手法の一例として、SOAP があります。Sは、主観的情報で、患者さんの言ったことです。Oは、客観的情報です。患者さんに関する、服用歴などになります。Aは、SとOを踏まえた、薬剤師の判断、行動です。Pは、これからの計画となります。

選択肢 1 ですが
患者情報の収集は、S 及び O に対応します。

選択肢 2 ですが「情報を公開」する必要はありません。POS による問題解決の過程として該当しないと考えられます。

選択肢 3 ですが
問題の明確化は A にあたると考えられます。

選択肢 4,5 ですが、計画立案、計画の実施については P にあたると考えられます。

以上より、正解は 2 と考えられます。

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