薬剤師国家試験 第103回 問177 過去問解説

 問 題     

図の固形製剤の製造工程に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 粉砕を行うと、主薬が分解することがある。
  2. 結合剤を粉末のまま用いると、水溶液で用いた場合に比べ、均質な造粒物が得られる。
  3. 混合①から乾燥までの操作を同一装置で連続的に行うには、流動層造粒機が適している。
  4. 滑沢剤の添加量が多いほど、整粒した粉体の流動性が高くなる。
  5. 図の原料の組合せと工程は、トローチ剤の製造に用いられる。

 

 

 

 

 

正解.1, 3

 解 説     

選択肢 1 は、正しい記述です。
アスピリンの粉砕による分解などが知られています。

選択肢 2 ですが
結合剤として例えばデンプンを考えます。水溶液にするとデンプンのりです。「水溶液」の方が均等に全体に行き渡り、均質な造粒物が得られると考えられます。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は、正しい記述です。

選択肢 4 ですが
滑沢剤を加えすぎると流動性が低くなります。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
トローチは、口の中で崩壊しない方が望ましい剤形です。崩壊剤は、用いられません。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1,3 です。

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