薬剤師国家試験 第103回 問63 過去問解説

 問 題     

白内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 若い女性に好発する。
  2. 発症の最大のリスク因子は喫煙である。
  3. 無痛性の視力低下を伴う。
  4. 水晶体の混濁は薬物治療で完治できる。
  5. 副腎皮質ステロイド薬の内服が有効である。

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

白内障=水晶体の混濁 です。様々な因子の関連が指摘されていますが加齢に伴い段々と発症する確率は高くなります。最も大きな要因は加齢です。よって、選択肢 1,2 は誤りです。

選択肢 3 は、正しい記述です。

選択肢 4 ですが
この試験時点において薬物治療によって白内障を「治す」ことはできません。あくまでも薬物治療は進行を遅くするかもしれない というものです。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
ステロイドなどの薬は白内障のリスク因子として知られています。治療薬としては用いられません。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 3 です。
類題 100-191

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