薬剤師国家試験 第102回 問163 過去問解説

 問 題     

抗アレルギー薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. オマリズマブは、B細胞におけるIgE産生を抑制する。
  2. ケトチフェンは、トロンボキサン合成酵素を阻害する。
  3. ラマトロバンは、プロスタノイドTP受容体を遮断する。
  4. スプラタストは、IgEに結合し、肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑制する。
  5. プランルカストは、ロイコトリエン受容体を遮断する。

 

 

 

 

 

正解.3, 5

 解 説     

選択肢 1 ですが
オマリズマブ(ゾレア)は、難治性喘息治療薬です。ヒト化 ヒト IgE モノクローナル抗体です。IgEと受容体の結合を競合的に阻害し炎症細胞の活性化を抑制します。IgE産生を抑制するわけではありません。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
ケトチフェンは、抗アレルギ-性 H1 受容体遮断薬です。H1 遮断作用に加え、ケミカルメディエーター遊離抑制作用もあります。トロンボキサン(TX)合成酵素阻害薬では、ありません。(TX合成酵素阻害薬の例はオザグレルです。)

選択肢 3 は、正しい選択肢です。
※ラマトロバンは、TXA2 受容体遮断薬 です。そして、TXA2 に対する受容体が TP 受容体です。

選択肢 4 ですが
スプラタストは、Th2 サイトカイン阻害薬です。Th2 細胞の IL-4、IL-5 産生を抑制します。又、肥満細胞からのケミカルメディエーター遊離抑制作用も持ちます。IgE に結合するわけでは、ありません。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 は、正しい選択肢です。

以上より、正解は 3,5 です。
類題 99-34101-294295

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