102回薬剤師国家試験 問4解説

 問 題     

日本薬局方において、容量分析用標準液のファクターfは、通例どの範囲にあるように調製されるか。1つ選べ。

  1. 0.850~1.150
  2. 0.900~1.100
  3. 0.950~1.050
  4. 0.970~1.030
  5. 0.990~1.010

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

容量分析用標準液とは、濃度が精密に知られた試薬溶液のことです。具体的には、0.5 mol/L 塩酸や 0.1 mol/L 水酸化カリウム液などです。

ファクターとは、濃度の補正係数のことです。通例の範囲は知っていないとわからないのですが0.970 ~ 1.030 の範囲になるように調製するように定められています。

以上より、正解は 4 です。

参考 分析化学まとめ 日本薬局方収載の容量分析法

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