薬剤師国家試験 第101回 問147 過去問解説

 問 題     

公的医療保険制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 国民皆保険制度が成立したのは、昭和30年代である。
  2. 国民健康保険の保険者は、国である。
  3. 最も加入者が多いのは、後期高齢者医療制度である。
  4. 全国健康保険協会管掌健康保険は、被用者保険である。
  5. 生活保護受給者は、国民健康保険に加入する。

 

 

 

 

 

正解.1, 4

 解 説     

選択肢 1 は、正しい選択肢です。

選択肢 2 ですが
健康保険の保険者は、市町村です。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
「加入者」が一番多いのは国民健康保険です。ちなみに、二番目に多いのが協会けんぽ(旧政府管掌健康保険。中小企業サラリーマンが入る健康保険。) です。また、一番予算が多いのは、後期高齢者医療制度です。よって、選択肢 3 は誤りです。参考)医療保険制度の概略(厚生労働省のHPへ)

選択肢 4 は、正しい選択肢です。
被用者とは、サラリーマンのことです。

選択肢 5 ですが
生活保護受給者は、健康保険を脱退します。加入する、ではありません。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1,4 です。

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