公務員試験 H30年 国家専門職(教養) No.19解説

 問 題     

六つの面の面全体にペンキが塗られた同じ大きさの複数の立方体を,面と面とがぴったり合わさるように貼り合わせて一つの立体にした。このようにして作った立体を,紙の上に置き,図Ⅰのように立体を一方向に,最初の置き方に戻るまで回転させた。

紙に残ったペンキの跡が図Ⅱのようであったとき,紙の上を回転させた立体として最も妥当なのは,次のうちではどれか。

ただし,ペンキは,立体の面が紙と接したときに限り,紙に跡が残るものとし,ペンキが乾いたり,紙に垂れたり,ペンキの跡がかすれたりすることはなかったものとする。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

図Ⅰの例を見てみると、べたーっと黒が続いています。一方、図Ⅱで特徴的な点としては、ところどころ空白部分が見られるということです。ここに注目し、選択肢を消去していきます。

まず、選択肢 2 の図形に注目すると、どこを底面にしても「一個のブロックだけの跡」ができません。よって誤りです。

選択肢 1,3 の図形に注目すると、やはり空白部分がうまくできません。よって誤りです。

選択肢 5 ですが、空白部分に図形を対応させると、その後が矛盾するため誤りです。

以上より、正解は 4 です。

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