公務員試験 H30年 国家一般職(教養) No.15解説

 問 題     

Aは、月~土曜日の6 日間、毎日、近所のレストランで昼食をとった。メニュー及び価格は表のとおりであり、次のことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。

○ Aの毎日の昼食は、表に掲げられた主食・主菜、副菜、デザートの中から、それぞれ一つずつ、計三つのメニューの組合せであり、それらの組合せは 6 日間、互いに異なっていた。
○ 月、火、金曜日の副菜は同じであった。
○ 火曜日と水曜日のデザートは同じであり、また、木曜日と金曜日のデザートも同じであった。
○ 組み合わせたメニューの合計金額についてみると、木曜日と金曜日は同額であった。また、木曜日と金曜日よりも、月、火、水曜日の方が多く、土曜日の方が少なかった。

1.月曜日のデザートはケーキであった。
2.火曜日の副菜はスープであった。
3.火曜日のデザートはゼリーであった。
4.木曜日の主食・主菜はカレーライスであった。
5.木曜日の副菜はサラダであった。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

箇条書きの条件を上から条件1、条件2、、、と名付けます。

「主食・主菜」、「副菜」、「デザート」 全て、値段が 100 円「高い」方と「安い」方があります。全て高い方(カレー、サラダ、ケーキ)を選ぶと 1400 円、1個だけ安い方を選ぶと 1300 円、2個安い方を選ぶと 1200 円、全て安い方(ハンバーグ、スープ、ゼリー)を選ぶと 1100 円です。条件 4 に注目すると 木曜日と金曜日の値段は、1200 円と考えられます。

また、木、金曜日のデザートは同じなので、もしもデザートがケーキ(高い方)だと、主食、副菜共に安いものでないと 1200 円になりません。すると、木、金のメニューが完全に一致してしまい、条件1に反します。よって、木、金曜日のデザートは ゼリー(安い方)です

以上を表の形でまとめると、以下のようになります。

選択肢 1 を参考にし、月曜日のデザートを ゼリーと仮定してみます。月曜日の合計金額は 1300円となり、主食カレー、副菜サラダと確定します。条件2より、月、火、金の副菜が確定です。これにより、木、金の組み合わせが、木カレー、スープ、金ハンバーグ、サラダとわかります。

ここまでを表にまとめると、以下のようになります。

条件3より、火曜日、水曜日のデザートが一緒なので、ゼリーにしてしまうと火曜日の品目が月曜日とかぶってしまいます。従って、火曜日、水曜日のデザートはケーキです。

ここまでをふまえ、各選択肢を検討すると

選択肢 1 ですが、月曜日のデザートはケーキではありません。

選択肢 2 ですが、火曜日の副菜はスープと確定はしません。

選択肢 3 ですが、火曜日のデザートはゼリーではありません。

選択肢 5 ですが、木曜日の副菜はサラダではありません。

以上より、正解は 4 です。

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