公務員試験 H30年 国家一般職(高卒 技術) No.85解説

 問 題     

コンクリートに関する記述㋐~㋓のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ コンクリートとモルタルの構成材料の違いは,細骨材の有無である。
㋑ コンクリートの圧縮強度から,引張強度,せん断強度,付着強度などほかの強度をおおよそ推定できる。
㋒ 一般に,強度の小さいコンクリートほど,同一の圧縮応力度に対するひずみ度は小さい。
㋓ 空気中の二酸化炭素などにより,コンクリートのアルカリ性が失われることを中性化という。

1.㋐,㋑
2.㋐,㋓
3.㋑,㋒
4.㋑,㋓
5.㋒,㋓

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋒、㋓で判断したい問です。

㋐ですが
モルタル+「粗」骨材=コンクリートです。「細」骨材ではありません。よって、㋐は誤りです。

㋑は妥当な記述です。
単にコンクリートの強度といえば「圧縮強度」です。なぜならその他の強度を、記述の通りおおよそ推定できるからです。

㋒ですが
強度が小さいのであれば、同じ圧縮応力度で「ひずみが大きい」と考えられます。よって、㋒は誤りです。

㋓は妥当な記述です。
コンクリートの「中性化」について、確実に判断したい記述です。

以上より、正解は 4 です。


類題 H26no88

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