公務員試験 H30年 国家一般職(土木) No.38解説

 問 題     

港湾施設に関する記述㋐,㋑,㋒のうち下線部が妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 岸壁や桟橋は,船舶の安全かつ円滑な利用を図るために設置される係留施設である。
㋑ 防波堤や防砂堤は,港内の静音の確保,水深の維持のために設置される水域施設である。
㋒ 臨港道路や運河は,港湾における安全かつ円滑な交通を確保するために設置される外郭施設である。

1.㋐
2.㋐,㋑
3.㋑
4.㋑,㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

外郭施設、係留施設、水域施設は港湾法2条5項に定義される、港湾施設を構成する主要な要素です。

記述 ㋐ は妥当な記述です。

記述 ㋑ ですが、防波堤、防砂堤は外郭施設の一例です。水域施設ではありません。記述 ㋑ は誤りです。

記述 ㋒ ですが、運河が明らかに外郭施設ではないと判断できるのではないでしょうか。運河、臨港道路は臨海交通施設です。ちなみに、臨港道路とは、港湾内 or 港湾と周囲公道を結ぶ道路のことです。

以上より、正解は 1 です。

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