公務員試験 H29年 国家専門職(教養) No.15解説

 問 題     

A~Eの5 人が,ある日の19 時ちょうどに駅の改札口で待ち合わせることとした。次のことが分かっているとき,確実にいえるのはどれか。ただし,正確な時刻に設定されていない時計の,正確な時刻とのずれは一定であるものとする。

○ Aが改札口に到着したのは,Aの腕時計では18:57 であり,Dの腕時計では19:02 であった。
○ Bが改札口に到着したのは,Bの腕時計では19:02 であり,Eの腕時計では18:59 であった。
○ Cが改札口に到着したのは,Cの腕時計では19:05 であり,Bの腕時計では19:08 であった。
○ Dが改札口に到着したのは,Dの腕時計では19:09 であり,Cの腕時計では19:03 であった。
○ Eが改札口に到着したのは,正確な時刻で19:01 であった。
○ 腕時計を正確な時刻に設定していたのは, 2 人であった。

1.Aは1 番目に到着し,その正確な時刻は18:58 であった。
2.Bは2 番目に到着し,その正確な時刻は18:56 であった。
3.Cは3 番目に到着し,その正確な時刻は19:05 であった。
4.Dは4 番目に到着し,その正確な時刻は19:03 であった。
5.Eは5 番目に到着した。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

微妙にずれすぎだよ~!というのが第一印象です。同じ腕時計による時刻が B,C,D については 2 回ずつわかるので、そこに注目します。

Bの腕時計で、B到着時 19:02分、C 到着時 19:08分とあります。従って、C → B の 6 分後到着とわかります。

同様にして、C の腕時計で、C 到着時 19:05 分、 D 到着時 19:03 分なので、C → D の 2 分後到着とわかります。

D の腕時計で、A 到着時 19:02 分、D 到着時 19:09 分なので、 D → A の 7 分後到着とわかります。直線上にまとめると以下のように表すことができます。

正確な時計が B だったとします。
すると、上の図を見ながら考えれば、正確な時刻で
B 到着19:02
→C到着 19:08
→D到着 19:06
→A 到着 18:59 とわかります。

すると、A の腕時計 2 分ずれ、C の腕時計 3 分ずれ、D の腕時計 3 分ずれ、E の腕時計 3 分ずれになります。正確な時刻の腕時計は B のみとなるので、これは誤りです。

同様に、C が正確な時計とすると
C 到着 19:05
→ B 18:59,D 19:03
→ A 18:56 とわかります。
そして、腕時計は A 1分ずれ、B 3分ずれ、D 6分ずれ、E 正確となり、正確な腕時計が2人いるので、これはOKです。 

選択肢を検討すると
A 18:56 なので、選択肢 1 は誤りです。
B 18:59 なので、選択肢 2 は誤りです。
C は 最後に到着です。よって、選択肢 3,5 は誤りです。
選択肢 4 は確実です。

以上より、正解は 4 です。

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