公務員試験 H29年 国家一般職(農学) No.28解説

 問 題     

次は,害虫の防除法に関する記述であるが,A~Dに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

A.古くから用いられてきた防除法である。この防除法には,種類の異なる作物との輪作や混作をすることによって害虫の加害を回避する技術などがある。

B.侵入害虫などで特に防除効果が高い。この防除法には,土着の天敵を活用したり,新たな天敵を導入したりして定着化させ,害虫を防除する技術などがある。

C.速効性があり,防除効果が高く,広く用いられている。この防除法では,古くはタバコに含まれるニコチンや,デリスからの抽出物などが用いられた。

D.害虫の走光性を利用したり,害虫の好む色彩を利用したりして誘引し,防除する技術などがある。逆に,忌避効果のある色彩を利用して害虫を寄せ付けにくくすることも可能である。

/ABCD
1.生物的防除耕種的防除物理的防除化学的防除
2.生物的防除耕種的防除化学的防除物理的防除
3.耕種的防除生物的防除物理的防除化学的防除
4.耕種的防除生物的防除化学的防除物理的防除
5.耕種的防除物理的防除化学的防除生物的防除

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

天敵活用で、記述 B が「生物的防除」、記述 C が速効性、防除効果高い、広く用いられているより、農薬等を用いる「化学的防除」です。この組み合わせに注目すれば、正解は 4 です。

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