公務員試験 H29年 国家一般職(農学) No.17解説

 問 題     

次は,我が国における加工・業務用野菜をめぐる現状に関する記述であるが,A~Eに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

野菜の需要のうち,加工・業務用の割合は増加傾向で推移し,平成22 年度では全体の約A割を占める*。特に加工・業務用割合が高い品目は,順にB ,トマト,ネギ,ダイコンとなっている。加工・業務用野菜には輸入品の利用も多く,平成27 年度における生鮮野菜としての輸入量は,多いものから順にタマネギ, C , B ,ネギ,ゴボウとなっている。

こうした中,加工・業務用野菜の国産割合を高めるため,生産・流通システムの構築が求められている。このような状況を踏まえ,例えばキャベツでは, D の可能な収穫機の導入や鉄コンテナでの流通による効率化が進められている。ホウレンソウでは,最も多くの作業時間を要するEの機械化を始め,機械化一貫体系の導入が推進されている。
* 「加工・業務用野菜をめぐる現状(平成25 年1 月)」(農林水産省)

/ABCD
1.3ナスカボチャ選択収穫
2.3ニンジンキュウリ一斉収穫
3.6ナスキュウリ選択収穫
4.6ニンジンカボチャ一斉収穫
5.6ニンジンカボチャ選択収穫

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

記述 A ですが
スーパーの野菜コーナーなどをイメージすると、ごろんとした生の野菜の棚を1とすると、はるかに超える割合がカット野菜だったりサラダのパックだったりするのを実感するのではないでしょうか。加工・業務用の割合は H22 年度時点で 全体の「6」割を占めます。これで正解は 3~5 です。

あとは D が判断しやすいと思います。「D の可能な、、、による効率化」とあるので「一斉収穫」が妥当と考えられます。

以上より、正解は 4 です。

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