問 題
土の締固めに関する記述㋐~㋓のうち下線部が妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ 締固め曲線から最適含水比と最大間隙比を求めることができる。
㋑ 締固めエネルギーを大きくすると、最適含水比の値は一般に小さくなる。
㋒ 現場の施工管理基準として用いられる締固め度は、CBR値から求めることができる。
㋓ オーバーコンパクション(過転圧)とは、過剰に締固めエネルギーを加えると強度が低下する現象をいう。
1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓
5.㋒、㋓
正解 (4)
解 説
記述㋐ですが、締固め曲線とは、横軸に含水比、縦軸に乾燥密度をとった曲線です。ここからわかるのは、最適含水比と「最大乾燥密度」です。最大間隙比ではありません。
そもそも締固めががんがん試料をランマーの自由落下で突固めるものなので、その試験で「最大間隙比」は求まらないと考えれば、誤りと判断できるのではないでしょうか。
記述㋐は誤りです。
記述㋑は正しい記述です。
記述㋒ですが、CBRは 「California Bearing Ratio」の略です。「路床の支持力」を表す指標です。締固め度ではありません。
記述㋒は誤りです。
記述㋓は正しい記述です。
以上より、妥当な記述は㋑、㋓です。
正解は 4 です。
類題 H27no30
コメント