問 題
上下が砂層に挟まれた間隙比2.0、層厚5.0mの飽和粘土層が、荷重載荷により圧密が生じて間隙比が1.6になった。
この飽和粘土層の圧密沈下量はおよそいくらか。
1.0.33m
2.0.67m
3.1.00m
4.1.33m
5.1.67m
正解 (2)
解 説
間隙比e = Vv/Vs です。これが 2.0 なので、間隙の体積:土粒子の体積が 2:1です。
それが圧密により間隙比が 1.6 となっているので、間隙の体積:土粒子の体積が 1.6:1になったとわかります。
土粒子の体積は変化しないため、間隙部分が小さくなったといえます。どれくらい小さくなったかというと、比でいう 0.4 だけ小さくなっています。図で示すと以下のようになります。
従って、圧密沈下量は比で言う 0.4 です。
比で言う ①は 5m ÷ 3 = 5/3 なので、比で言う 0.4 は
5/3 × 0.4
= 2/3
≒ 0.67 です。
正解は 2 です。
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